BIOGRAPHY
ステファン・シュトロイスニック
ステファン・
シュトロイスニック
ピアニスト


1985年にウィーン生まれたピアニスト。ウィーン国立音楽大学にてオレグ・マイセンベルグ、ロンドンの英国王立音楽大学にてイアン・ジョーンズに師事。その後、ダニエル・バレンボイムやドミトリー・バシキーロフなどの著名なピアニストにも指導を受ける。
ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ウィーン楽友協会やコンツェルト・ハウス、ベルリンのフィルハーモニー等、ヨーロッパの重要なコンサートホールをはじめ、世界各地でソリストや室内楽奏者として演奏活動を行っている。日本では、2009年に東京オペラシティで東京アンサンブル共演しデビュー。
シューベルトや20~21世紀の現代音楽における彼の演奏解釈の評価は特に高い。
2014年の秋、南アメリカ・ツアーでのブエノス アエレスのテアトロ・コロンにて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番を演奏し、アルゼンチンの音楽評論家協会から「今年の発見」という賞を受賞。
2013年、ロンドンのフェスティヴァルホールにてオリヴィエ・メシアンの「トゥーランガリア交響曲」のピアノ独奏をつとめる。
室内楽にも重きを置き、ハインリッヒ・シフ、ライナー・キュッヒル、今井信子、服部譲二、パトリツィア・コパチンスカヤ、アウリン弦楽四重奏団らと共演した。ケント・ナガノ, ハインリッヒ・シフ、ティエリー・フィッシャー、エノッホ・ツー・グッテンベルク等、代表的な指揮者の元でソリストとして演奏を行う。
日本にてライナー・キュッヒルとの共演,またヤマハ主催のリサイトルは好評で何回も行われる。
その他、2014年のテノールのヨーナス・カウフマンとカンマーオーケストラ・ウィーン=ベルリンのヨーロッパツアーにおいて、ゲストメンバーを務める。
ザルツブルグ音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、ラインガウ音楽祭、ダヴォス音楽祭、北九州国際音楽祭など有名な音楽祭に招されている。2020年の宮崎国際音楽祭への招聘はコロナ・パンデミックのために中止。
数多くのリリースしたCDの中、シューベルトの4つのアンプロムプチュ作品90、リストのソナタロ短調の録音で、オーストリア放送協会の代表的な「パスティッチオ賞」を受賞。
2011年、ハインリッヒ・シフの指揮で、ウィーン放送交響楽団と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番と第4番を録音した。 2019年、チェロのセバチアン ブルーとフォレー、パガニニ、シューマンの作品等、ソニークラッシックでCDをだす。
2015年4月、富山の桐朋オーケストラ・アカデミーにて客員教授を務める。
グラーツ音楽大学にて7年間教授をとった後、2019年にウィーン音楽大学の客演教授となる。
これまでの国際的な音楽活動を、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団によって、クレディ・スイス・アワード2014の候補に推薦される。